リハビリ

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リハビリテーションについて

当院のリハビリテーションでは理学療法士がマンツーマンで行う理学療法を提供しています。経験豊富な理学療法士がリハビリテーション機器を活用し、患者様にお一人お一人に最適な治療を提供します。患者様に寄り添った丁寧なサポートで、早期の社会復帰を支援しています。

リハビリの様子

運動療法

当院では、医師の診断に基づき、理学療法士などの専門家が、患者様それぞれの状態や目標に合わせたオーダーメイドの運動プログラムを作成します。
お子様の成長段階に合わせた運動療法も積極的に行っており、成長期特有の疾患に対応いたします。スポーツによるケガ、成長痛、先天性の疾患など、お子様特有の様々な整形外科疾患に対応したリハビリテーションを提供いたします。

治療の流れ

  1. 01

    受付

  2. 02

    診察

  3. 03

    リハビリ(20分)

  4. 04

    次回予約

物理療法

低周波治療器

電気刺激療法の一つです。低周波治療期は1200Hzの低い周波数の電気を2つの電極間で流す事で疼痛緩和や血流の促進を促す物理療法です。
作用機序としては2つあり、『ゲートコントロール理論』※による疼痛緩和メカニズムと、中周波領域を利用する事により、筋肉を収縮させ、血流を促進し筋緊張・疼痛の緩和効果が期待できます。

ゲートコントロール理論とは
触覚刺激が神経から伝わる速度は痛覚刺激よりも速く、同時に2つの神経線維が刺激されると、太い神経線維を通る触覚刺激の信号がいち早く脳に到達する特性があります。
低周波治療器はその特性を利用し、皮膚に電気刺激を与える事で痛みの刺激を遮断する効果があります。
当院では、腰背部・頸部・肩関節周囲の慢性痛、膝関節周囲やふくらはぎの筋肉の痛みが有る方に対して処方されています。

禁忌事項として

  • 目や口には利用できません。
  • 皮膚が過敏又は感覚が損なわれている知覚異常部位
  • 頸部の前面
  • 静脈・動脈の血栓性静脈炎の領域の近く
  • 脳血管障害・てんかん発作の病歴が有る肩の顔面付近や頸部
  • 出血や血種が起こりやすい部位や月経時の腹部。
  • 妊婦の骨盤・腹部腰背部 など

また、ペースメーカーを使用されている方、血液凝固阻止剤の投薬を受けている方、血流障害が有る方、心疾患の病歴が有る方や血圧に異常が有る方など、禁忌事項ではありませんが、状態により使用が適さない場合がありますので必ず医師にご相談下さい。

ホットパック

ホットパックは温熱治療の一つです。 効果として、患部の血管拡張作用、代謝の亢進、疼痛軽減作用、軟部組織の伸張性向上などの効果があり、慢性痛、筋緊張の緩和、温熱によるリラクセーション効果が期待できます。また、この温熱治療器はホットパックの機能と合わせて、振動機能がついており、同時に幹部へのマッサージ効果もあります。

当院では頸部・腰背部・肩関節周囲の慢性疼痛の症状が有る方や、交通事故後の頚椎捻挫の患者様、膝関節周囲に痛みが有る患者様によく処方されています。

禁忌事項として、急性痛、出血部位、知覚障害、循環障害、悪性腫瘍の有る部位、発熱、肺炎の方、貧血、低血圧などがあげられます。
患者様の状態にもより該当する患者様は処方出来かねる可能性があります。まずは診察の際にご相談ください。

頚椎牽引・腰椎牽引装置

牽引療法を行う機械です。
この機械は腰や頚椎装具のベルトを介して腰椎や頚椎を牽引する事で脊椎間の除圧や、筋・靭帯の伸張を促します。その結果、圧迫されている神経根(脊髄から左右に分かれている抹消神経へと続く細い神経で椎骨と椎骨の間から出ています。)や神経根周囲の局所の腫脹を軽減し、循環を改善すると同時に筋肉の緊張も緩和する作用が期待できます。

禁忌事項として、

  • 脊椎の感染症(骨髄炎・脊椎カリエス・強直性脊髄炎など)
  • 悪性腫瘍
  • 急性の激しい痛みが伴う場合
  • 心疾患、肺疾患、関節リウマチ(罹患部位には使用できません。)
  • 妊娠中の方、お子様、自覚症状の意思表示が難しい方。

また、以下に該当する患者様は医師へご相談下さい。

  • 骨粗しょう症の方
  • 急性斜頸(ねちがい)
  • 頚椎の不安定性による頸・肩痛
  • 高血圧症の方

下肢用エアマッサージ器(ラクシア)

脚に装着して利用するブーツ型の治療器です。ブーツに空気を送り込み加圧と除圧を繰り返します。脚は心臓から遠く、下の方にあるため、筋力低下や筋肉が働きにくい状態になると血液の渋滞が起こりやすくなります。ラクシアは空気圧により足の甲から太腿まで足元から順に圧迫し、静脈を圧迫し、歩行運動のように血液の循環を促進します。また、ふくらはぎや太腿に対してのマッサージ効果があるため筋緊張の緩和も期待できます。当院ではリンパ浮腫・下肢の浮腫みの有る患者様に処方されています。

禁忌事項として、

  • 医師からマッサージを禁じられている方
  • 発症後6ヶ月以内の下肢深部静脈血栓症を患っているか、もしくはその恐れがある場合
  • 装着部におでき、やけど、虫さされなどの急性炎症や化膿性疾患がある場合が有ります

また、以下に該当する場合は医師への相談が必要になります。

  • ペースメーカーなどの電磁障害を受けやすい体内植え込み型医用電気機器を使用している
  • 悪性腫瘍が有る方
  • 心臓に障害が有る方
  • 妊娠初期の不安定期または出産直後の方
  • 知覚障害が有る方
  • 安静を必要とする方
  • 高血圧と診断されている方
  • 施療部位に疼痛や施療部位から生じる疾患による浮腫みが有る場合

など、患者様の状態にもよりますが、病院や状態により使用に適さない場合がありますので診察の際にご相談下さい。